「カスタマーサクセス」を誰にとっても身近なものに
『カスタマーサクセス転職』を作った理由
「カスタマーサクセスって専門用語ばかりで分かりにくい」
これが、私がカスタマーサクセスという職種になり、カスタマーサクセスに関して理解を深めると同時に強く感じたことでした。
カスタマーサクセスの考え方は、基本的には、営業でもマーケティングでもサポートでも接客でも、あらゆることに通じるものです。特に「三方よし」や「おもてなし」という考え方が根付いている日本ではなおさらです。
本来であれば、仕事やビジネスを営む全ての人に参考になるはずなのに、英語の横文字で欧米から方法論やノウハウや概念が入ってきていることから、一般の人には分かりにくいものになってしまっています。
実際の現状として、カスタマーサクセスはIT業界でもかろうじて通じるか通じないかのレベルです。IT業界の中でもSaaSと呼ばれる事業形態を持つ企業群の間で閉じてしまっているようにも思えます。
カスタマーサクセス職を希望する100人以上の候補者と面談して感じたこと
求人数が増えている職種だけど外から見ると分かりにくい
カスタマーサクセスは、いま求人数や募集数が非常に増えている職種の1つです。
またポテンシャルとしては、接客・営業・マーケティング・コンテンツ作成・顧客サポートを経験している人であれば、キャリアチェンジ・キャリアアップを狙うことができる職種だと考えています。
しかし、面接や面談を通じて、様々な候補者の方と話すと【カスタマーサクセスの分からなさ】が非常に大きな問題だと感じました。
例えば、「顧客とコミュニケーションを取る」という観点で言うと、接客・営業・サポートを経験している人からすると同じ要件に見えるかもしれません。
でも実際は、「カスタマーサクセス」が何かを言語化できるかどうかが、未経験での転職や選考を進めていくうえで重要になります。
未経験の人が事前にカスタマーサクセスのことを調べても、専門用語や専門的な概念が多すぎて、結局何を言っているのか分からない人がほとんどだと感じます。
最近になって、カスタマーサクセスの情報が日本でも増えてきましたが、現状ほとんどの情報は、カスタマーサクセス界隈の人が、同じ職種の人に向けて書いているものです。
SaaS業界だけでなく、顧客に本質的な価値を提供したい企業にとっては「カスタマーサクセス」経験者が必要になると考えています。
本来であれば、カスタマーサクセス職の門戸は広いはずなのですが、現状は「専門用語」というシャッターがついている状態です。日本の企業が競争力を高めるための人材であるはずなのに、こちら側から閉じてしまっているように感じます。
このサイトが取り組むこと
なので、このサイトの運営にあたっては下記の2点を意識しています。
- カスタマーサクセスの情報を、未経験の人にも分かりやすいものにする。
- カスタマーサクセスへの転職やカスタマーサクセスでキャリアアップを志す人を支援する。
具体的には、カスタマーサクセスの専門用語をなるべく使わずに平易な言葉で書くこと。専門用語を使うときには、きちんと説明を入れること。そして専門用語の説明の際に専門用語を使わないことです。
また、カスタマーサクセス職のキャリアを網羅的に全体像を示すこともしたいです。
実際、アメリカでも日本でもカスタマーサクセスのキャリアは発展段階です。これという方向性が全て明らかになっているわけではありません。
しかし、数年前と比べると明らかにカスタマーサクセス職の道の幅が広がってきています。ただこれも専門用語というシャッターで非常に分かりにくく見えにくいものになっています。
そんな状況で、未経験からカスタマーサクセスへ自信を持ってキャリアチェンジができるでしょうか。
このサイトは、カスタマーサクセス職のことを知りたい、転職に興味がある、どんなキャリアアップの方法があるのか理解したい、という方向けに情報を発信します。未経験者の方にも分かりやすい情報発信を心がけます。
「カスタマーサクセスを誰にとっても身近なものに」という理念を持ってサイトを運営します。
それが少しでも、これを読んでくれている皆さんのためになっていたら嬉しい限りです。
ぜひ気軽にサイトを見ていってください。