カスタマーサクセスの年収っていくらくらいが妥当なのか、、気になりますよね。
そこで、カスタマーサクセスの年収を日本とアメリカで比較してみました。
年収はあくまでその人の経験やスキルに応じて変わります！
これを見たからといって同じ金額がもらえるわけではありませんので、ご注意ください。
カスタマーサクセスのキャリアを歩んだとしたらどんな可能性があるのか、その一つの参考として記事を読んでみてください。
日本のカスタマーサクセスの平均年収・給与
日本のカスタマーサクセスの平均年収【Indeed】
521万円（2023年01月14日時点）
地域別では、東京に次いで、大阪、福岡の年収が高くなっています。
東京だと高いところでは550〜600万円近くまでいっていますね。
日本の平均年収は、2021年で443万円と言われています。
カスタマーサクセスの平均年収は、日本の平均年収より75万円ほど上回っています。
カスタマーサクセスの年収レンジ【カスタマーサクセス白書2022】
Hicustomer社によるカスタマーサクセス白書2022の中で、カスタマーサクセス職の年収レンジに関するデータがあります。詳細については、カスタマーサクセス白書をダウンロードしてご覧ください。
2022年、年収レンジは400万円から500万円が30%で最も多くなりました。
ただ、400万円以下は約8%しかいないため、なんと62%が500万円以上の年収という形になります。
また1年前と比べて、カスタマーサクセスの管理職（リーダーやマネジャーや部長など）についてる人の年収がより高くなっています。管理職の中では、800万円〜900万円が25%以上で最も多くなっています。
カスタマーサクセスに関わる仕事でも、800万円〜900万円というレベルも目指していくことができますね。
日本の外資系のカスタマーサクセス（東京）の平均年収【Glassdoor】
900万円（2023年1月14日）
外資系企業の求人が多めにあるGlassdoorでは、カスタマーサクセスマネージャーの平均年収は900万円で、追加で（ボーナス等で）120万円ほどの手当が付いて、合計1,000万円以上というのが相場となっているようです。
アメリカのカスタマーサクセスの平均年収・給与
アメリカのカスタマーサクセスの平均年収【Indeed】
63,909米ドル
798万円
（1ドル=125円換算、2023年1月14日時点）
アメリカの方が物価が高かったり、円安の影響もあるためなんとも言えませんが、日本の平均年収より270万円ほど高いです。
地域別では、サンフランシスコに次いで、ニューヨーク、デンバーの年収が高くなっています。アメリカは地域の格差がすごいですね。
アメリカのカスタマーサクセスの年収【Glassdoor】
93,750米ドル
1,170万円
（1ドル=125円換算、2023年1月14日時点）
Indeedは少し低めに出ているかもしれませんね。アメリカの現状の物価高を考えると、Glassdoorの方が信頼性がありそうです。
注意点と補足
- 2023年1月14日更新。
- Indeed、カスタマーサクセス白書、Glassdoorより抜粋。
- カスタマーサクセスの中でもCSMの年収と考える方が良さそうです。
- もちろん企業ごとによって、また求職者のスキル・経験によって年収は大きく変わります。
カスタマーサクセスの年収を高める方法
カスタマーサクセスとして年収を高めていく方法を私自身の経験からいくつかご紹介します。現実的に年収を高める方法は下記があると考えています。
- 成長する企業でカスタマーサクセスになる
- カスタマーサクセスのリーダー・マネージャー・部長/役員へと昇格する
- 一定の経験を積んだ後に、他企業のカスタマーサクセスに転職する
- カスタマーサクセスのスキルを活かして副業を行う
これらのどれかを正しくやっていけば、中途で年収450万円スタートからでも、数年で年収1,000万円以上を全然狙っていけます。
成長する企業でカスタマーサクセスになる
まずベンチャー企業でも大企業でも、事業が成長している会社でカスタマーサクセスになることができれば、1年ごとの昇給タイミングで確実にかつ数十万円以上/年間で年収は上がっていきます。
現在カスタマーサクセスが正しく機能している会社は、基本的に右肩上がりの業績になっているはずです（なっていなかったらそもそもカスタマーサクセスしてないから）。
とにかく伸びている会社に入ることが大切です。
カスタマーサクセスのリーダー・マネージャー・部長/役員へと昇格する
次にカスタマーサクセスのリーダー・マネージャーや部長/役員などの役職者になると、年収が大幅にアップします。
上記のデータでもみたように、管理職の年収分布で最も多かったゾーンが年収800万円〜900万円です。これは明らかにメンバーの年収分布と違う結果になっています。
しかも、転職市場に役職経験のあるカスタマーサクセス職の人は本当に少なく、どの会社も欲しい人材になっているため、転職活動をしたときにも有利に働く場合が多いです。
一定の経験を積んだ後に、他企業のカスタマーサクセスに転職する
カスタマーサクセスの採用ニーズ、特に経験者や管理職の人の採用ニーズはかなり高いです。ですので、未経験スタートだったとしても3年も働いて転職活動を行うと、少し大胆に年収を希望しても採用してもらえる可能性が高くなります。
またベンチャーから大企業、もしくは大企業からベンチャーの管理職というような転職も描くことも可能になるので、「やっぱり大手で働きたい」とか「ベンチャーやスタートアップで事業を作りたい」とか、自分の理想とする働き方も実現しやすいです。
カスタマーサクセスのスキルを活かして副業を行う
そして最後の年収を高める方法は、カスタマーサクセスのスキルを活かして副業を行うことです。カスタマーサクセスになると、カスタマーサクセスマネジャーから始まり、カスタマーマーケティング、CS Ops、コミュニティマネジャーなどさまざまな専門的なスキルを培うことができます。
そして、その経験・スキルを活かして、他の会社で業務委託で参画することで、本業＋副業で年収を大幅に高めることができます。
カスタマーサクセスの年収・給与のまとめ
私はカスタマーサクセスを4年経験して、カスタマーサクセスの年収相場を毎年チェックしていますが、2020年→2021年→2022年と確実に平均年収・給与は高くなっていますね。
中途の転職でも1〜2年続ければ、500万円以上は全然見えてきますし、管理職や外資系にいくと1,000万ラインも夢ではありません。カスタマーサクセス市場全体は今後もまだまだ成長していく勢いを感じます。
